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脱毛症

意外と多い、ワンコの脱毛。
アレルギーだったり、ホルモン異常だったり、ストレスだったり、何かしらの疾病が原因であったり、理由は様々です。

その中に、ホルモン異常が原因で起こる「クッシング症候群」と呼ばれる脱毛症があります。
これは「副腎皮質機能亢進症」という、ホルモン異常の病気です。

副腎から分泌されるコルチゾール(コルチゾル)という、いわゆる副腎皮質ホルモンの過剰分泌により起こります。

特徴としては左右対称にハゲたり、色素沈着(肌の黒ずみ)があります。
ホルモン異常の為、患うと免疫系にも大きく影響を及ぼします。
高齢犬に多いです。

内服薬で改善されますが、別の病気からきている場合は、そちらを治さない限り難しいです。
また、ステロイドが原因でクッシングのような症状が出る事もあります。


同じような症状で「アロペシアX(脱毛症X)」と呼ばれる脱毛症があります。
クッシングと似ている事から「偽クッシング症候群」とも呼ばれています。
こちらは名前の通り原因がよく分かっておらず、遺伝やホルモン(成長、甲状腺など)の機能低下であったり、詳しくはまだ解明され ていません。
※アロペシアは英語で脱毛症、Xは不明という意味です。

胴体部(首~尻尾)に起きる事が殆どで、頭や足に出てる子は見た事がありません。
ポメラニアンに非常に多い事で有名で、「ポメラニアン脱毛症」とも呼ばれています。

治療法も確立されていませんが、例えば成長ホルモンが原因であれば、食事で簡単に改善出来たりもします。

また、短毛種で毛を短くした事により起きる「毛刈り後脱毛」と呼ばれる脱毛症(実際は脱毛ではない)があります。
これについては、別に説明します。




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