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界面活性剤は悪!?

界面活性剤とは、水と油を混ぜ合わせる為に使われる成分です。

シャンプーでは、洗浄や静電気の抑制、なめらかさなどに作用し、かかせない成分となっています。

界面活性剤は主に4つのグループに分かれます。

●アニオン性
高級アルコール系、石けん系、アミノ酸系などがあります。
主にシャンプーに使用されます。

●カチオン性
コーティング効果があり、静電気の防止やすべらかさなどの効能があります。
主にコンディショナーに使用されます。
殺菌効果もあります。

●ノニオン性
唯一イオン化しない成分で、補助として使用される事が多いです。

●両性
他の界面活性剤と組み合わせて使用されることが多く、洗浄力や刺激を和らげる補助として使用される事が多いです。
ベタイン系

この界面活性剤が、肌に悪い!と悪者扱いになる事が多いです。
中でも悪と言われているのが「高級アルコール系(アニオン性)」と「カチオン性」です。

高級アルコール系は石油系とも呼ばれ、ラウリル硫酸Na、ラウレス硫酸Naが代表的です。
含有量はそれぞれとしても、シャンプーにはほぼ含まれています。

ググると、それはもう「悪玉」として取り上げられておりますが、昔は石油を使用していましたが(これが悪とされている)、現在は ヤシ油などの植物由来が殆どだそうです。
なので、オーガニックシャンプーの中にも入っています。

ただ、洗浄力が強ければ脂も取ってしまう為、乾燥してしまったり肌の弱い子だと荒れてしまったりは、当然あると思います。

カチオン性は洗い流しても成分が残留する為、それが刺激となると言われています。

低刺激とされているのはアニオン性のアミノ酸系と両性ですが、どち らも洗浄力が弱く、汚れ落ちは悪いです。
乾燥肌や皮膚が弱い子にはオススメです。

高級アルコール系は多くのシャンプー剤に使用されていますが、大抵はアミノ酸系や両性も一緒に配合されており、刺激を緩和するよ う作られています。

ラウリル硫酸Naと表記されていても毎日洗える程に肌に優しいとされるシャンプーもありますので、使用してみて問題がないのであ れば、気にしなくても良いのではないかと思っています。

カチオン性も、コラーゲンなど皮膚に良い成分を残す為に使われているのであれば、良いんじゃないかと思いますね。

要は「配合バランス」と「使い方」です。

合わない子は痒みやアレルギーを起こす事もありますが、悪いとされている成分が入っていなくても起こります。
無添加シャンプーを使用して荒れまくった子もいます。
合う合わないは完全に個体差ですので、その子自身の体質に合ったモノを選ぶようにしてあげてくださいね。





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